マイナス30度対応のおすすめ防寒着 | レディース・メンズ別に選び方もご紹介

マイナス30度のような厳しい環境下では、安全かつ快適に活動するために防寒着選びが極めて重要です。極寒の環境では、適切な防寒着を選ぶことで体温をしっかりと保ち、寒さによる健康リスクを抑えることができます。
とはいえ、多くのアイテムが市場に出回る中で、自分に合った防寒着を選ぶとなると迷ってしまうという方も多いかもしれません。
防寒着選びでは、レディースやメンズを問わず素材やデザイン、機能性を理解した上で選ぶことが大切です。ここでは、「マイナス30度対応の防寒着の特徴」「使用されている素材」「選び方のポイント」「防寒着を長持ちさせるための保管方法」などについて詳しくみていきます。また、レディースとメンズ別に、おすすめのアイテムも併せてご紹介します。
マイナス30度対応の防寒着の特徴とは?

極寒の環境下では、体温の維持が生命維持に直結します。マイナス30度という厳しい寒さの中で活動するためには、一般的な防寒着では不十分であり、専用の防寒着が必要不可欠です。
こうした防寒着は、寒さから身を守るだけでなく、快適性や動きやすさを保つための工夫も施されています。そのため、防寒着を選ぶ際にはどのような特徴を持ち、どのような素材が使用されているのかを理解して選ぶことが大切です。
主な特徴や使用素材をまとめると、以下のようになります。
特徴
マイナス30度の寒さに対応できる防寒着の特徴としては、「高い保温性」「防風&防水性能」「軽量設計」「機能的なデザイン」などが挙げられます。
・高い保温性
マイナス30度対応の防寒着の最大の特徴のひとつは、なんといっても高い保温性です。優れた断熱構造を持ち、複数の層で体熱を逃がさない仕組みが採用されています。また、外気を遮断するため、密閉性も高くなっています。中綿や裏地に使われる素材が熱を効率的に保持し、長時間にわたって暖かさをキープするのが特徴です。
・防風&防水性能
極寒地では、低温だけでなく風や雪も大きな脅威となります。こうした脅威から体を守るために、防寒着には防風性の高い表地が使われています。また、多くの防寒着で防水性のある素材や加工が施されているため、雪や水分の浸入を防ぎ、体をドライで快適な状態に保つことができます。
・軽量設計
「厚手の防寒着」というと重たく動きにくいというイメージが持たれがちですが、近年では防寒着の軽量化が進んでいます。そのため、極寒環境での作業やアウトドア活動でもストレスを感じにくくなっているというのが特徴です。
・機能的なデザイン
多くの防寒着で、フードや袖口、さらには裾部分などで冷気をシャットアウトするための調整可能な機構が組み込まれています。また、複数のポケットや保温性能のあるジッパーも備わっており、利便性が重視されているアイテムも多くみられます。
使用されている素材
マイナス30度にも対応できる防寒着では、保温性を高めるために様々な素材が使用されています。代表的な素材としては、以下のものが挙げられます。
・ダウン(羽毛)
ダウンは保温性が非常に高く、軽量な素材として広く採用されています。特に高品質なグースダウンやダックダウンは断熱性に優れ、高い保温性を発揮します。一般的に、ダウンのフィルパワー(膨らみ度合い)が高いほど保温性能も向上するという性質があります。
・合成中綿(ポリエステル系)
ダウンの代替として、ポリエステルやナイロンなどの合成中綿が使われる場合も多くあります。これらは湿気や水分に強く、濡れても保温性が失われにくいという特徴があります。そのため、アウトドアシーンや雨雪の多い環境に適しています。
・ゴアテックス
防寒着の表地に多く使われる素材のひとつに、「ゴアテックス」があります。ゴアテックスはアメリカで生まれた防水耐久性・透湿性・防風性を持つ素材で、アウターなどで用いられています。寒風や雪から身を守るだけでなく、内部の湿気を逃がして快適な着心地を維持するのが特徴です。
・フリースやメリノウール
防寒着の裏地やインナー部分には、保温性が高く柔らかい素材が使用されます。一般的に用いられることが多いフリースは軽量で乾きやすく、上質なメリノウールは自然素材で肌触りが良く、温度調節機能も優れています。
これらの素材が組み合わさることで、極寒地でも快適に過ごせる高性能な防寒着が実現可能です。素材の特性を理解して選ぶことで、用途や目的に合った一着を選ぶことができます。
マイナス30度対応の防寒着の選び方

マイナス30度にも対応できる防寒着を選ぶ際には、デザインや価格だけでなく、これまでにみてきたように保温性や機能性、耐久性など、寒冷地に適した性能を重視することが大切です。極寒の環境では、適切な防寒着が健康や快適さを大きく左右することになります。
多くの種類のアイテムがある中で自分に合ったものを見つけるのが難しいと感じる方も、選ぶポイントを押さえることで最適な防寒着を見つけることができます。主な選び方としては、以下の3点が挙げられます。
選び方①保温性を重視する
マイナス30度のような極寒環境では、何よりも体温を保つことが重要です。そのため、防寒着の保温性能は最優先で考慮すべきポイントといえるでしょう。具体的には、以下のポイントを確認するとよいでしょう。
・中綿の種類を確認する
最初に、保温性に直結する中綿の種類をチェックしましょう。ダウン(羽毛)は軽量かつ高い保温性を誇り、極寒地でも安心して過ごせるアイテム(素材)のひとつです。特にフィルパワーが高いダウンは断熱性能が優れており、寒冷地での長時間の使用に適しています。一方、合成中綿は湿気や水分への耐性が強く、アウトドア活動や濡れやすい環境に適しています。
・多層構造を確認する
熱を逃がさず、それでいて冷気を遮断する多層構造のアイテムを選ぶのもポイントのひとつです。たとえば、外側は防風・防水性のある素材を、そして内側は保温性を高める素材が使用されているものなどがおすすめです。
・体温調整機能があるかを確認する
一部の防寒着には、温度調節が可能な機能(=通気口や脱着可能なレイヤー)が備わっているものもあります。気温変化が激しい場所では、過度に汗をかくことを抑えるためにもこうした機能が重要となります。
選び方②防風・防水性能を確認する
極寒地では、風や雪による体温低下を防ぐことも重要です。そのため、防寒着の外側に使用されている素材や加工も確認するポイントのひとつです。確認しておきたい点としては、以下の3つが挙げられます。
・防風性の確認
風の侵入を防ぐことは、寒さ対策において欠かせません。防風性能を持つ素材や構造が使用されているものを選ぶのがおすすめです。袖口や裾部分が冷気を遮断する仕様になっているかも確認するとよいでしょう。
・防水性と透湿性のバランス
雪や雨を防ぐ防水性の高さも重要です。内部の蒸れを防ぐ透湿性が備わっていると、長時間の着用でも快適に過ごすことができます。ゴアテックスや類似の防水透湿素材を使用したアイテムなどがおすすめです。
・シームテープ加工
防水性をさらに高めるためには、縫い目部分がシームテープで加工されているアイテムなども効果的です。
選び方③動きやすさとフィット感を重視する
極寒地では、防寒着の動きやすさやフィット感も重要です。どれだけ保温性や防水性が高くても、着心地が悪ければ長時間にわたって快適に着用することは困難です。そのため、以下の点を確認するようにしましょう。
・サイズ感の確認
体にフィットしつつも、インナーやミドルレイヤーを着込む余裕があるサイズを選びましょう。ピタッとしすぎると動きにくく、隙間があると冷気が侵入するため、適度なフィット感が大切です。
・軽量設計
厚手で重たい防寒着は、動きが制限されてしまうこともあります。軽量素材やデザインを採用したアイテムを選ぶことで、アウトドア活動や長時間の着用でも快適に過ごすことができます。
・伸縮性や裁縫の工夫
防寒着にストレッチ性のある素材が使われている、もしくは動きやすさを考慮した立体裁断が採用されている場合、動きがスムーズになります。特に作業や運動を行う際には重要になるので、確認しておきたいポイントのひとつです。
マイナス30度対応の防寒着をメンズ・レディース別にご紹介!

マイナス30度の環境下では、それに対応できる防寒着は安全で快適な活動を実現するために不可欠です。以下では、数多くある防寒着の中から、メンズ・レディースそれぞれのおすすめアイテムについてご紹介します。
男性・女性向け マイナス30度対応の防寒着
サンエス BO8001 冷凍倉庫用防寒コート

中綿にシンサレートを採用することで、暖かで快適な作業環境を実現しています。過酷な現場環境に耐える冷凍庫用防寒コートとして、10年以上にわたって選ばれています。簡単に収納できるおしゃれなインフード付きで、機能性も充実しています。
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サンエス BO8006 冷凍庫用防寒パンツ

特殊な保温機能を持った綿を採用することで快適な作業を実現する、作業者の安全を考えた防寒着です。腰回りの調節ができるウエストアジャスターが付いているので、幅広い方が着用可能です。帯電防止や反射パイピング、撥水などの機能も備えています。
サンエス BO8000 冷凍庫用防寒ブルゾン
冬の南極に匹敵する、マイナス60度まで対応可能な冷凍倉庫専用アイテム。保温力を高めるための二重襟をはじめ、肘宛てやアジャストメントダブルカフス、吹き込み防止などの機能性も充実しています。中綿はシンサレートポリエステル100%、裏面には起毛トリコットポリエステル100%が使用されています。
サンエス BO8005 冷凍庫用防寒ブルゾン

特殊な保温機能を持ったシンサレートを中綿に採用することで、過酷な現場環境に耐えられる冷凍庫用防寒コートです。長時間にわたって暖かな作業環境を実現するので、体への負担も抑えることができます。その保温性や機能性の高さから、長年にわたって多くの方々から選ばれています。
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女性向け マイナス30度対応の防寒着
アイトス 6063 タルテックス光電子防寒ジャケット-30℃
光電子中綿を使用した、超重防寒アイテム。-30℃まで対応しており、厳しい環境下でも快適かつ安全に作業することができます。フードドローコードやフードアジャスターといった基本的な機能に加え、フードの取り外しや襟フリース、背部反射テープ、反射プリント+反射パイピングなども充実しています。
※商品ページは準備中です
アイトス 6064 タルテックス光電子防寒サロペット-30℃
光電子中綿を使用した防寒サロペット。立体裁断仕様で動きやすく、アジャスター付き脇シャーリング仕様なども大きな特徴です。耐水圧5,000mmH2Oで撥水加工のため、幅広い環境下での作業を可能としています。
※商品ページは準備中です
防寒着の保管方法は?

購入した防寒着を長持ちさせるためには、適切な方法で保管することが重要です。特にマイナス30度対応のような高性能な防寒着は高価であることも多いため、次のシーズンでも劣化せずに快適に使えるよう、保管する上で押さえておきたいポイントがあります。
防寒着を保管する前には、必ず清潔な状態にするようにしましょう。使用後に汚れや汗を放置すると、カビや臭い、素材の劣化の原因になる可能性があります。必要に応じて、洗濯することも重要です。
洗濯する際には、防寒着に適した洗濯方法を確認し、指示通りに行います。ダウンや防水素材が使われている場合は洗濯機の使用が適さないことがあるため、中性洗剤で手洗いするか、専門のクリーニング店を利用する必要があります。
洗濯後は、しっかり乾燥させることが大切です。湿気が残っているとカビや臭いの原因になるので、保管する前には念入りに確認するようにしましょう。ダウン性のアイテムであれば、低温で乾燥機を使いながら定期的にほぐすことで、ふんわりとした状態を保つことができます。
保管の際には、通気性のある収納袋や布製のカバーを使用することで、湿気やほこりから守りつつ、空気が循環する状態を維持することができます。なお、ダウンジャケットや厚手の防寒着は、型崩れを防ぐために、ハンガーに吊るして保管するのが理想です。一方、軽量でコンパクトな防寒着であれば、形を整えて畳んだ状態で収納しても問題ありません。
保管中は、定期的に防寒着の状態を確認する必要があります。季節の変わり目に取り出して湿気やカビが発生していないかをチェックし、必要に応じて風通しの良い場所で陰干しを行うようにしましょう。
まとめ

マイナス30度のような厳しい環境下で活動するためには、専用の防寒着の着用が不可欠です。一口に防寒着といっても多種多様なので、選ぶ際にはこれまでに紹介してきたポイントを押さえることが大切です。さまざまな環境下で高い機能性を発揮する防寒着をお探しの方は、ぜひたまゆらの防寒着をご覧ください。